馬場と砂とクリソベリルと時々川田
本日8月10日(20:05)より、ジャパンダートダービーが開催される。
今年のダート3歳のてっぺんを決めるレースとなっているが、川田騎手騎乗のクリソベリルの1強ムードとなっている。
これまでの成績を見ても納得の人気。
前走の兵庫チャンピオンシップ(G2)においても、単勝1.1倍と圧倒的支持を得ると、それに答えて5馬身差圧勝となった。
中央だけではなく、地方競馬でも活躍することが証明されたクリソベリルであるが、果たして本当にそうなのだろうか。
競馬に絶対はないということを身をもって知った僕は、100万円ぶち込むことにためらわれた。
100万円ぶち込むためには、能力の他に確実にしておきたいことがある。
それは大井競馬場の馬場だ。
これまで中央、園田と快勝してきたクリソベリルであるが、果たして大井競馬場でも快勝できるのか。
その裏付けのため、今回は砂からのアプローチで調べてみることにした。
馬場について
まず、馬場について調べてみた。
馬場の良、稍重、重、不良の区分けについては、競馬場の担当者が基準を元に発表しているものである。
では、馬場が変わることによって何が違ってくるのか、そこが僕にとっては曖昧であった。
調べてみたところ、明確な基準はないけれど、馬場の違いによりどのような影響があるのかが分かった。
まず、良馬場ほど砂が乾いており「重く」なり、逆に重馬場ほど砂が「軽く」なるとされている。
重くなるほどタイムが「遅く」なり、軽くなるほどタイムが「速く」なる傾向にある。
湿った馬場ほど、砂からの足抜けが良くなるのでタイムが出やすくなるのだ。
カラカラに乾いた砂浜と波打ち際の濡れた部分を歩いているイメージだろうか。2箇所を歩き分けると分かりやすいだろう。
タイムを比べる時は、馬場の状態を比べる必要があるとともに、基準も変わってくることになる。
そこでふと気がついたことがあった。
砂といっても、いろんな砂があるはず。粒の大きさや、形など。それによっても違いがあるのではないか。
次に競馬場に使われている砂について調べた。
競馬場により砂は違う
細かくいえば、地方は競馬場毎に違っている。
今回は大井競馬場を舞台にしたレースなので、大井競馬場について調べた。
まず、中央競馬の砂について。
中央競馬の競馬場は全部で10箇所ある。その全てに同じ砂が使われている。
生産者は株式会社ルナサンド。
砂の生産地は「青森県六ケ所村」。
中央の競馬場で使用する砂には厳密な基準があるのだが、ここでは割愛。
砂の厚さは9cmと決められている。
中央の競馬場により、タイムの違いがあることは明確だが、それはコース形状や勾配の有無、直線の長さなどが関係していると推測する。
※この点については、別記事にて考察予定
大井競馬場の砂について。
大井競馬場も中央の競馬場と同様の砂が使われている。
しかし厚さが8cmであり、1cm砂が薄くなっている。
この1cmの違いが競走馬に影響するかどうかは分からない。
砂浜を歩いていて1cm砂が薄くなっていたところで、気がつくことはないだろうが。
ちなみに、兵庫チャンピオンシップが開催された園田競馬場の砂の厚さは、10~12cm(らしい。ソースは非公式情報。)。
中央の競馬場よりは厚いようだ。
まとめ
中央競馬と地方競馬では砂が違うので、結果に影響が出るのではないかと思ったが、実際は一緒であることが分かった。
クリソベリルの勝利の舞台となった、阪神競馬場と園田競馬場は大井競馬場とは違う。
加えて初ナイターである。
しかしながら、砂の面ではあまり心配いらなさそうなので、その点で安心した。
オッズ次第の勝負にはなるが、クリソベリルと川田騎手を応援することは変わらない。
クリソベリルに導かれ、川田騎手にはG1タイトルを獲得してもらいたい。
100馬身突き抜けるよ!!!